▲銀冠穴熊vs△四間飛車
将棋の投稿も始めていこうと思います。
と言うわけで第1戦目は先手銀冠穴熊vs後手四間飛車。
半年ぐらい前までは、この戦法を使ってめちゃくちゃ勝率が上がりました。藤井システム相手に穴熊に囲うのが簡単にできると言うことで登場当初は評判でした。kurajiも学生時代並みに段位が上がったことで将棋道場まで行くレベルに回帰した発端になった戦法の一つです。
相手は二段の方。藤井システムでもなく通常の後手四間飛車です。最近プロの将棋でもまたよく見ることが増えてきましたが、決して勝率は良くないと思います。個人的には銀冠穴熊側の腕の見せどころ。57銀から左美濃→銀冠を作っていきます。
振り飛車側が漫然と組んでいるとこのような形になります。もうこうなると四間飛車からの攻めは難しくなります。相手は銀冠に組もうとしますが……。
離れ駒が出来た瞬間に35歩と仕掛けます。
同歩に▲38飛と寄って、△24歩→▲35飛→△55歩→▲同歩→△25歩→▲54歩→△55歩打→▲37桂となった次図は
玉の硬さで断然優っており、駒が捌けることが約束された先手が大優勢となります。その後に数手進んだところで後手投了となりました。
後手四間飛車側は、対抗する為には銀を32に保留したまま飛車先を突くか、71玉型で85歩から銀冠の頭を狙って行くしかないと思います。この形では。それか相穴熊ですね。もしくは藤井システム調になれば▲66角の時に△65桂から跳ねる手順があるのですが……。
銀冠穴熊はゴキ中や早石田以外には、何も考えずに出来る振り飛車対策戦法の一つですので、勉強量が少なくなりがちな社会人にはおすすめの戦法です。
2019-03-31 | Posted in 将棋 | No Comments »