奥田民生になりたいボーイとなんとか
昔から思ってることがあって。人と違ってることはかっこいいとか。ちょっと外した気だるげな感じがいいとか。弱いことは正義とか。
でも社会に出ると現実にはそんなことなくて。なんだかんだで、しっかり真面目で強固な意志を持ってること、「強い」ことが仕事でも恋愛でも求められる。人や場所によるのかもしれないけれども少なくとも僕の人生ではそういう感じで今まできてる。「弱い」僕は吸い尽くされて干からびる寸前の生物なのかもしれない。
さて、最近はやりたいことをやろうということで、10年ぶりに一人で映画に行くことにした。見ようと思ってるのは妻夫木と水原希子の奥田民生になりたいなんちゃらの映画だ。
奥田民生世代でもないけれどもなんとなく見に行こうと思った訳で。タイトルも内容も恋を拾いきれなかった自分には逆に対処療法というか傷口に塩を塗るスタイルになりそうで楽しそうと思った訳で。そして最近出演してる映画が良作ばかりで株が上がりまくりの妻夫木主演で言うのも気になったわけです。水原希子に関してはノルウエーの森の映画での演技がすごい良くて正直菊地凛子より全然記憶に残った訳なんですよね。という訳で楽しみ。
閑話休題————————というか時間経過————————–
見終わりましたー。
観客は男一人が二組。カップルが一組でした。観客居なさすぎて、気楽に見れました。ポップコーン+ビールセットうまかったです。
話の内容というとネタバレは無しにしといて書くと、まぁよくいるよね。こういう女の子。って感じの映画です。
水原希子が超絶美人なのは置いといて、二股、三股かけるタイプの女の子の常套文句である「その時、その人の前で言ったこと、行ったことはその時は真実であり本気」が炸裂する映画でした。
いるんだよ!こういう女の子が!わかる!という感じでした。
あと、妻夫木さんのキャラは水原希子にすごい振り回れる役なんだけれども、いるんですよ。こういう男もいる。わかるって感じ。自分は基本的にはこういうタイプではないけれども一度だけこういうタイプになったことはあってかなり共感できた。特に部屋に帰って悶えてる時の妻夫木があるあるネタすぎて草食系若干オタク男子にはわかるわかるネタすぎて面白かった。
特筆すべき点としては、いちいちキスシーンがとてつもなく多いということ。しかもかなり熱烈にキスしまくってます。20分ぐらいそのシーンだったんじゃないかな。しかも、ちゅっという感じではなくて、ぶちゅ〜〜〜て感じですね。水原希子の男ファンにはたまらないでしょう。女の子はどうなんだろうか。今作の妻夫木はかっこいい感じっていうよりちょい違う感じですからね。
ラストはよくある感じで、なんかこじんまりと終わった感じでした。駒沢公園が出てきたのは懐かしくてよかった。
カップルで見るのには 70点。
一人で見るには 80点。
って感じでしたね。結局言いたいことがなんなのかはわかりにくかったけれども、コメディとして考えれば、頭空っぽで見れる映画で楽しかったです。